Q、どんな症状が出るの?
A、胸痛や呼吸困難をきっかけに受診されることが多いです。
突然発症することが多く、運動をすると胸が痛い、深呼吸ができない、頻脈、動悸、咳などの症状がみられます。また、肩や鎖骨の周囲に違和感や胸痛や背中への鈍痛がみられることがあります。
Q、なにが原因なの?
A、原因はよく分かっていません。
喫煙、運動、猫背などの姿勢、気圧変化、心的ストレス等が原因といわれていますが、嚢胞が発生する原因や破れる原因ははっきりとは判っておらず、それため自然気胸と呼ばれます。自然気胸は背が高く痩せ型の若い男性に起こりやすいですが、年配の方にもみられ、その場合は肺気腫・結核・肺癌などの基礎疾患に伴う続発性のことが多いです。
Q、ほったらかしても大丈夫?
A、最悪の場合、命にかかわることもあります。
気胸を起こしても自覚症状がないまま完治してしまうこともあります。しかし、胸腔にもれ出した空気が反対側の肺や心臓を圧迫するまで症状が進むと緊張性気胸と呼ばれる状態となり、酸素濃度の低下やショックを来たし、緊急に治療を行わなければ死に至ることもあります。
Q、どんな治療があるの?
A、胸腔内に貯まった空気を外に出すチューブを入れます。根治目的で手術を行うこともあります。
軽度の気胸の場合はトロッカーと呼ばれる細いチューブを胸腔内に入れ、貯まった空気を体外に逃がす処置を行います(ドレナージ)。ドレナージを行っても改善しない場合や気胸を繰り返す場合は、気胸の原因である嚢胞を胸腔鏡(カメラ)を用いた手術で取り除く手術を行っております。胸に0.5cmから1cm大の穴を合計3ヵ所あけて、ここから胸腔鏡と手術器具を差し込んで、肺の気胸をおこした部分を切除し、吸収性のシートを当てて補強します。

